マリー・アントワネットの性格がよく分かる【心理分析】

人物のタイプ

本記事は、エニアグラムについて知らない方にも分かりやすい内容になっています。

エニアグラムを利用すると、歴史書には書かれていない言動の理由や、心の動きまで読めることがあるため便利です。

今回は、マリー・アントワネットです。

現代に伝わる情報をもとに筆者なりに分析したものです。エンターテイメントとして楽しんでいただければ幸いです。また、エニアグラムについては、専門家の間でも意見が分かれることがよくあります。

マリー・アントワネットとは?

  • マリー・アントワネットは、18世紀の人物で、現代でも人気があります。日本では漫画/アニメの「ベルサイユのばら」のキャラクターとしても知られます。
  • 神聖ローマ皇帝フランツ1世と、オーストリア大公マリア・テレジアの11女で、名門ハプスブルク家出身です。フランス国王ルイ16世の妃となりました。
  • ファッションや浪費でも注目されました。スウェーデン人のフェルセン伯爵との恋愛も有名です。
  • フランス革命で処刑されました。

マリー・アントワネットのエニアグラムタイプは?

マリー・アントワネットは、エニアグラムのタイプ7です。

エニアグラムは、人を本質によって9つに分類します。同じタイプであれば、表面からは全く違って見えたとしても、言動の動機は共通しています。タイプ7は無自覚に、心理的な痛みに対し「怖れ」を感じ、物事の暗い部分に向き合うことを避ける傾向があります。

楽しいことが好き!計画することが好き!

エニアグラムのタイプ7の人たちは、楽しいことが大好きで、計画を立てることが大好きです。

特徴的なのは、目的のものを手に入れた時よりも、手に入れるまでのプロセスのほうが楽しいと感じるところです。この特徴はアントワネットにも見られます。

アントワネットは、離宮の「プチ・トリアノン」や庭園を与えられてすぐに、自分の理想の姿につくりかえる大規模な計画を進めました。計画だけでなく、庭園づくりを自ら監督するなど、そのプロセスにも積極的に関わっています。彼女にとってプロセスにたずさわることは、純粋に楽しいことだったのです。

そしてその後も「王妃の村里」をつくるという、再びスケールの大きい新たな計画を思いつき、どんどん進めていきました。

熱中する

エニアグラムのタイプ7は「熱中する人」と形容されます。そして、熱中しすぎてしまうこともあります。

依存症や中毒になりやすい

目的のものを手に入れた時のタイプ7の人は、うれしい気持ちはあるのですが、想像したほどの満足感を感じられない傾向にあります。そのため「もっと!もっと!」と求め続けてしまうことがあります。歯止めがきかなくなると、彼らは何らかの依存症や中毒になる危険性があります。

アントワネットがファッションに熱中したことは知られていますが、実はギャンブル好きでもありました。離宮で日夜問わずに賭け事が行われていた時期もあったくらいです。特に若い頃は恐ろしいほど莫大な額をかけていたそうです。

タイプ7の人たちは「楽しさ」に執着しますが、お金自体にはそれほど執着しません。

使えるお金が限られる境遇ならば「現状をどうやったら楽しくできるか?」に集中します。ところが、金銭的な制限がゆるいと、際限なく楽しくしようとして、浪費を続けるケースがあります。そして気づいた時には大変な状況になっていることがあります。

理想の空間にこだわる

アントワネットが受け継いだ広大な敷地には、ルイ15世が集めさせためずらしい植物が植えられ、世界的に有名な園芸学校もありました。

庭師や建築士は、貴重な植物園などを壊したくありませんでしたが、アントワネットは自分の理想の庭園を造る計画を進めました。この理想の庭園は、数百人規模で数万立方メートルもの土を運び入れ、丘を築き、池や湖をつくり、空前のスケールで7年近くもかけてやっと完成したのです。

自らが求める姿を明確に分かっていたアントワネットは、それを実現するために何度もつくり直しを命じたそうです。彼女のこだわりは並々ならぬものだったと言えます。

魅力的な人物だった

元来のカリスマ

多くのタイプ7は笑顔でいることが多く、目をキラキラさせて、良い自己イメージを持っています。

顔の構造的にはそれほどステキではなくても、健全な自信やポジティブなエネルギーは、彼らをとても魅力的に見せます。(彼らの自信は努力して作り上げたものではなく、自然と備わったものです。)

アントワネットも、顔の構造的にはそこまで美人ではなかったかもしれませんが、とてもチャーミングで好感の持てるルックスと受け止められていました。彼女は時代のカリスマで、ファッション・リーダーでもあり、憧れの的でした。とてもタイプ7らしいです。

ただし、タイプ7は嫉妬に悩まされることが多い印象があります。現代でもタイプ7の有名人がしつこい誹謗中傷にさらされる姿を見かけますが、どこか嫉妬がからんでいるように見えます。

アントワネットに至らない部分が多々あったとしても、破滅に追い込んだ理由の中には人々の嫉妬も含まれていたかもしれません。彼女の多大な出費が世に知れると、王室の資金不足は彼女の責任とされました。しかし実際は、彼女の出費は国家の負債のごく一部だったのです。

自由を求めて逃避する

タイプ7の人たちは自由を求めます。マリー・アントワネットにとっても、自由のない窮屈な宮廷生活は我慢しがたいものだったでしょう。

隠れ家へ逃避

マリー・アントワネットは、堅苦しい宮廷生活から逃れて、奔放で自然な姿でいられる場所を求めました。そして、離宮の「プチ・トリアノン」や「王妃の村里」で、できる限り自由な文化と芸術と共に過ごしました。

しかし、宮廷のしきたりを無視することになったため、大きな代償を払うことになります。宮廷で行われていた「貴族vs.貴族」の争いが「アントワネットvs.貴族」という構図になってしまったことも一例です。

わずらわしい人間関係からの逃避

特にい頃のアントワネットは、堅苦しい宮廷生活からの逃避先として、気の合う仲間たちと毎晩のようにパリのオペラ座で開かれていた仮面舞踏会に出かけました。一晩中パリで過ごし、朝に帰宅するというようなことを繰り返していた時期もあったようです。仲間とわいわい楽しむところも、とてもタイプ7らしい特徴です。

マリー・アントワネットは本物の友情を求め、階級よりも自分の気持ちや個人の資質を重視し、主に同年代の若者たちと交友しました。彼女はしきたりを無視して、「王妃のサークル」をつくり、まわりをお気に入りの人たちで固めました。

こういった行動は、わずらわしいながらも王族にとっては重要だった人間関係からの逃避とも言えます。これも彼女が不用意に敵を作ってしまった一因でした。

物事の暗い部分からの逃避

タイプ7のとても重要な特徴として、物事の暗い部分や暗い感情に向き合えないことがあります。彼らは何か問題があっても、まるでそれが存在しないかのようにふるまい、自分も他人も上手くごまかして逃げてしまうことがあります。

たとえば、自分の子供がドラッグを使用していることを本当は気づいているのに「うちの子が薬物を使用しているわけがない!」と否定して向き合うことをしなかった結果、取り返しのつかない状態まで放置してしまう例などがあげられます。自覚はないですが、彼らはものごとの闇や心理的な痛みと向き合うことに、それほどの恐怖を感じているのです。

アントワネットは、自国が抱える政治的、財政的な問題や、高まる民衆の不満になかなか気づかなかったと言われることがあります。しかし(タイプ7の軽やかな印象からは想像しにくいのですが)実は彼らはエニアグラムの「頭脳センター」というグループに分類されていて、実際に頭の回転が速く、何でも要領よくこなし、合理的に考える面があります。(※いろいろな呼び方がありますが、ここでは「頭脳センター」とします。)

タイプ7の本来の頭の良さを考えると、フランスが抱える問題と王家に迫りくる危機をアントワネットが察知していなかったとするのは少し不自然な気がします。危機が迫っていることはどこかで分かっていたけれど、直面することを恐れ、迫りくる現実や自らの考えさえも頭の中で否定していたと考える方が自然だと思います。

そして、アントワネットが事態の深刻さとようやく向き合い、どうにか対処しようと動き始めた頃には手遅れになっていました。

批判をシャットアウトする

タイプ7は、批判、誹謗中傷、感情的にふるまう人たち対して「合理的ではない」と反応し、取り合わないことが多いです。自分への批判が続くと、心を固く閉ざし、その人たちを完全にシャットアウトすることもあります。

誹謗中傷のリスクに注意を払わない

くだらないことを完全に無視することは、場合によっては賢い反応かもしれません。ただ、王妃という立場ならば、くだらない誹謗中傷にも注意を払った方が良かったかもしれません。

アントワネットの取りまきやおつきの人たちは、家柄よりも王妃との相性で選ばれた人たちに限られていき、立ち入りを許されなかった宮廷の人たちは彼女への反感をつのらせました。プチ・トリアノンには、夫のルイ16世でさえも招待されなければ入れなかったといいます。

王妃が過ごしたエリアは独立した別世界のようになり、多くの貴族を締め出したことで、スキャンダルがささやかれるようになりました。アントワネットに反感を持つ人たちは、彼女とポリニヤック夫人が同性愛の関係にあり、乱れた生活にふけっているといううわさを流したりしました。

特に王室のベッドをめぐる中傷には、夫ルイ16世の生殖能力や弱さを示唆しようという政治的な意図も隠されていました。しかし、マリーアントワネットは、誹謗中傷のリスクについて真剣に考えたり、注意を払いませんでした。

母のお説教も批判に聞こえた?

マリー・アントワネットの母親は、オーストリア帝国の実質的な女帝だったマリア・テレジアです。フランスに嫁がせた娘を心配してさいさんの手紙で色々と忠告していました。下はその一例です。

当時の高貴な女性は、馬に横乗りするのが慣習でしたが、マリー・アントワネットは馬にまたがり、その姿で肖像画も描かれました。このような様子から「オーストリアから来たプリンセスが将来のフランス国王を操ろうとしている」などとうわさされることがあったようです。

母親のマリア・テレジアは、娘に責任ある行動を取るように求める手紙を何度も送りました。娘を心配すると同時に、宮廷内部の敵がオーストリアとフランスの同盟を脅かすことを知っていたからでしょう。

こうした母親の忠告をアントワネットはあまり深刻に受け止めていなかった節があります。タイミングや忠告の内容によっては、お説教ではなくただの批判のように感じられて、心を閉ざしたかもしれません。どちらにしてもタイプ7らしい反応です。楽天的なイメージからは想像しにくいですが、タイプ7はとても頑固になることがあるのです。

終わりに

エニアグラムの各タイプに優劣はないですが、明るく楽しいタイプ7は一般的にとても人気が高いタイプです。

 

アントワネットは18世紀のフランス王妃という立場だったゆえに、タイプ7の性質が裏目に出てしまった感があります。たとえ彼女に至らない部分があっても同情を禁じえません。

 

もちろん現代でもタイプ7の性質が裏目に出ることはあると思います。それでも、自らについて深く学び、健全な人生を歩んでいるタイプ7の人たちは大勢います。

 

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※内容は現時点でのベストを尽くしていますが、エニアグラムの理解は日々深まっていくものなので、随時情報を加えたり、内容を改善しています。

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