今回は、実際のタイプ5の人たちの意見を参考にしながら、タイプ5と付き合う上で気をつけたいことについて書いてみます。
できるだけ多くのタイプ5にあてはまるように書きたいと思いますが、限界がありますことを何卒ご了承ください。

繊細な感情があることを忘れない
人あたりのいいタイプ5がいる一方、お高くとまって見えたり、高慢に見えてしまうタイプ5も少なくないようです。
あるタイプ5は「情報や知識に関する話題なら心地よく話せる」と言っていました。もしかしたら、世間話に参加するのが苦手なせいで、誤解を招くなんてこともあるのかもしれません。
口数が少ない時のタイプ5は、意志を示さず静かにしていることで、防御姿勢をとっていることもあるとか。
知り合って間もない相手に対して、タイプ5は個人的な情報をあまり開示したがりません。
見落とされがちなのは、タイプ5の感情がけっして希薄ではなく、実はとても繊細ということです。
タイプ5は、何らかの感情を引き起こす出来事があったその場ではなく、一人になってから本格的にその感情を感じることがあるそうです。
たとえば芸術鑑賞をした後などに、一人の空間で感動を味わうために、急いで帰宅するタイプ5もいます。
このほうが、リアルタイムで感情を感じたり人前で感情を感じるより安全に感じるからではないかとのことでした。
タイプ5を冷たい人と決めつけて無神経にあつかったら、彼らはひとりになってから泣いているかもしれません。
また、何らかの感情を自分にもたらした人の目の前で、その感情をリアルタイムに感じることは、タイプ5にとっては困難なことです。その感情を、その人と、リアルタイムで共有することはもっと難しくなります。タイプ5の感情は、数日後にやってくるケースもあるのだとか。
タイプ5には繊細な感情があることを忘れずに、思いやりを持って接することが大切です。
ちなみに「自分はリアルタイムで感情を感じている」と主張するタイプ5の中には、「ある感情について考えている状態」のことを「感情を感じている」と勘違いしているケースがよくあるのだそうです。
エネルギーが限られていることを理解する
タイプ5には「一日に使えるエネルギーは限りがある」というような感覚があるといわれます。一日が進むにつれ、エネルギータンクの中身が減っていくように感じ、特に大きく消耗する体験をすると、エネルギーの減りが早まるように感じます。このことから「エネルギーが枯渇すること」への「恐れ」が生まれ、エネルギーを節約する必要を感じるようです。
自覚はないかもしれませんが、タイプ5にとって「感情」は脅威(きょうい)になり得ます。その理由の一つとして、他者と感情的に関わることや、他者の感情に対応することでエネルギーを消耗してしまうことがあります。
「自分が一日に使えるエネルギーの量には上限がある」と彼らが感じていることは、尊重すべきことだと思います。あるタイプ5によると、エネルギーが切れてしまうと、とても不安定な状態になり何も上手くいかなくなるので、その場を去る必要があるといいます。

ひとりの時間が必要なことを忘れない
タイプ5は、ひとりで過ごす時間を多く必要とするタイプです。プライバシーが守れる空間で、ひとりで過ごす時間を「自分に帰る時間」と表現する人もいます。一般的には、ひとりの時間は彼らにとって楽しい時間です。「ひとりの時間」を尊重することは、とても重要です。
あまりにも長い時間をひとりで過ごすことや、人と関わらないでいることに居心地が悪くなるタイプ5も存在はするようです。また「何らかの目的があって、かつ効率的に物事が進むケース」であれば、人と会う時間が長くても対処できるタイプ5もいます。いずれにしても、彼らが「ひとりの時間」を必要としていることに変わりはありません。
タイプ5が「ひとりの時間」を必要とする理由はいくつかあります。まず、ひとりの時間に感情を味わったり、整理したりすることがあります。安全な場所でひとりで感情にとりくむ時間は、彼らにとって大事です。
また、他者からの欲求や要求のせいで「自分のエネルギーが消耗すること」を避けるためにひとりになることもあるようです。
「知るため」にひとりになると説明するタイプ5もいます。ものごとを徹底的に「知る」活動は、大きなエネルギーを消耗します。つまり「知るため」に必要なエネルギーを節約する目的で、ひとりになるのだそうです。
ただし、あまり良くない状態のタイプ5は、人との関わりが極端に少なくなり、ひとりの時間がさらに増える傾向があるようなので、これも覚えておくといいと良いかもしれません。
準備する時間を与える
タイプ5は急なことに対応するのが非常に苦手な傾向があります。これを「サプライズが苦手」と表現する人もいます。彼らには小さなことでも、事前に知らせることで事がスムーズに運ぶ可能性が高まるようです。
彼らは何か発言する時も考えをまとめてから発言します。考えながら発言することは少ない傾向です。彼らに発言を求める時は、発言を準備する時間が必要なことを覚えておくと良いです。
タイプ5に重要なことを伝える時は、伝えたらすぐにその場を去り、ひとりで考えをまとめる時間を与え、次の出方を準備させると良いという意見もあります。
また予定に何らかの変更が発生した時、できる限り早い段階で知らせてあげると、タイプ5は感謝してくれるかもしれません。予定の詳細に合わせて、心身共に準備しているかもしれないからです。
「楽しんでいない」と決めつけない
タイプ5は(自覚がないことがほとんどですが)潜在的に「恐れ」がベースにあるグループに属します。そして「恐れ」を感じる場所や状況に居合わせないようにする術を無意識に発達させているようです。
ですから、彼らがその場にいることを選んでいるということは、実際に楽しんでいるか、少なくともそこにいたいことがとても多いです。(楽しいというより、何らかの目的のためにその場にいるケースもあるようです。)
どんな気分か確認したり、具体的な要望を聞かれるのはいいとしても、「楽しんでいない」と決めつけられることは、タイプ5は心外と感じるようです。
タイプ5に「退屈な人」というイメージを持っている人もいるようですが、一般的にタイプ5はあらゆるものに興味を持っているので、実はとても楽しく過ごしていて、退屈を感じていないことが多いです。ただ、そのことがまわりに伝わりにくいようです。
恋愛関係を含む親密な関係においても「自分があなたといるということは、あなたを愛しているという意味に決まっているでしょう」という感覚があるようなので、積極的に行動や言葉にして愛情を表現しないかもしれません。
繰り返しになりますが(自覚がないにしろ)タイプ5は潜在的に「恐れ」がベースにあるグループに属するといわれています。彼らに無理やり「恐れ」を自覚させようとすることは、賢明とは思えません。タイプ5とのお付き合いでは、彼らの「恐れ」をそっと気づかい、彼らのスタイルを尊重することが大切と感じます。



